« 来たぞ洗濯板2 | Main | とほほな連休 »

2005.04.28

たたきもの

ジャグバンドという音楽が一体どういうものか、ジム・クエスキン・ジャグバンド等のCDを聞いた当時(といっても90年代だけど)はジャケットの写真から想像するしかなく、一度生の演奏を見てみたいと思いつつ10数年、なかなかチャンスに恵まれなかったんだけど、地元の横浜でジャグバンドフェスが開かれていることを知って見に行きました。瓶をぶーぶー吹いてチューバみたいな音を出すジャグや、ウォッシュタブベース(たらいベース)、そしてウォッシュボードの実際の演奏をみて、かなりのカルチャーショックがあって、こういう元々楽器じゃないもんを演奏するのって凄いよなあ、と思いました。特に打楽器というのは、ただ拍を合わせて叩けばいいんだ、みたいな誤解があるんだけど、打楽器の基本はやっぱりリズムと音階。そして音色。自分の出したい音を探し探して、楽器で出なけりゃ、世の中にあるものなんでもいいから叩いてみていい音ならば楽器として採用してしまうという探求心こそ、打楽器奏者の心意気ではないでしょうか。(違うか)
自分が音楽を演奏するずーっと以前、取引先の事務所に行くために地下鉄の駅の改札を出たら打楽器の演奏が聞こえてきて「路上演奏かなあ?」と思って、出口までずーっとあるいていったらその演奏者が階段の踊り場にいて、地下鉄のゴミ箱(サリン事件以前だったからまだあった)を一心不乱に叩いて(演奏して)いたのでした。かなりの遠くまでよく聞こえてたので、彼にとっては地下鉄の構内で演奏することも計算の中にあったのでしょうか?でも、立ち止まってるお客もいなかったし、そのスペースもないような階段の踊り場で結構邪魔だったので、単に変な人だったのかは未だに不明ですが、あれは明かに芸術だったと思います。

|

« 来たぞ洗濯板2 | Main | とほほな連休 »